会社員の社会的信用を「融資」に変える考え方

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前回の記事では、会社員という立場を活かして匿名で法人を育てるという考え方について書いた。
今回はその中でも、「会社員の信用をどう使うか」という部分をもう少し具体的に書きたい。
「まず貯金する」ことの機会費用
起業や独立を考えるとき、多くの人が最初に考えるのが「まず軍資金を貯める」ということだと思う。
毎月コツコツ節約し、ボーナスも貯金に回す。1,000万円という金額が見えてくる頃には、10年以上が経っていることも珍しくない。
その間の時間や体力、決断力は、人生の中でも貴重なものだ。貯金が貯まった頃に、同じ熱量で挑戦を始められるとは限らない。
会社員としての信用は、それ自体が資産になる
会社員が毎日の仕事を通じて積み上げてきた勤続年数や年収は、単なる「会社に縛られる要素」ではなく、銀行から見れば融資の判断材料になる資産だ。
年収500万円〜1,000万円程度の会社員であれば、金融機関によっては数百万円〜1,000万円規模の融資を受けられる可能性がある。
この信用は、定年退職とともに徐々に薄れていく。使わずに寝かせておくのはもったいないというのが、私の考え方だ。
融資は「借金」ではなく「時間を買う投資」
融資と聞くと身構える人もいると思う。
ただ、生活のための借金と、事業という構造を作るための融資は、性質が違う。
労働者としての発想は「自分の時間を使って、何年もかけてお金を貯める」というものだ。
一方で、会社員としての信用を使って融資を受け、その資金で事業の土台を作るという発想もある。この資本効率の差が、数年後の自由度に影響してくる。
会社を辞めずに、裏側で準備を進める
私が勧めているのは、会社をすぐ辞めることではない。
会社という安定した基盤で生活と信用を維持しながら、その裏側で自分の事業を育てていく、という順番だ。
資金に余裕があると、目先の売上のために無理な営業をする必要がなくなり、結果として長く付き合える顧客だけを選べるようになる。
まとめ:信用は今しか使えない資産
社会的信用は、会社員である今だからこそ使える資産だ。
その信用を活かして融資を受け、時間を買い戻すという考え方は、会社員だからこそ取れる戦略だと思っている。
具体的な手順は、私自身が定年半年前に法人を設立し、1,100万円の創業融資を受けた実体験として、別の記事にまとめている。
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