高額な副業スクールにハマる理由|「自己投資」の罠を見抜く

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「家族のために、自分の時間を削って頑張ろう」
そう思って、夜遅くや早朝にパソコンに向かっている人は多いと思います。
私のところにも、現状を変えたいという会社員の方から相談が来ることがあります。
その中で気になるのが、動画編集やSNS運用代行、コンテンツ販売スクールといった副業に、数十万、時には数百万円をかけているのに、収入がほとんど増えていないケースです。
今回は、なぜそういうことが起きるのか、そしてどう見極めればいいのかをお伝えします。
スキルを身につけても、収入が増えにくい理由
クラウドソーシングは価格競争になりやすい
「個人のスキルの時代だ」とよく言われます。動画編集やSNS運用を学べば、会社に依存せずに稼げる、という話です。
ただ実際には、クラウドソーシングのような場では、同じスキルを持つ人同士が価格を競い合う構造になりやすいのです。
発注する側からすれば、同じ仕事をより安く引き受けてくれる人に頼めばいいだけなので、単価はなかなか上がりません。
発信を頑張るほど、得をするのはプラットフォーム側
SNSでの発信を積み重ねるほど、プラットフォームの価値も一緒に上がっていきます。
一方で、規約やアルゴリズムが変われば、アカウントの集客力が一気に落ちることもあります。
積み上げてきたものが、自分でコントロールできない理由で揺らぐ。この構造は覚えておいたほうがいいと思います。
「自己投資が足りない」と言われたら注意する
結果が出ない理由を、すべて本人の努力不足にするスクールもある
「稼げないのはマインドが低いからだ」「基準値が足りないからだ」
こう言われて、さらに高額な上位コースへ誘導されるケースは少なくありません。
結果が出ない原因を一緒に分析するのではなく、いつも「本人の努力不足」で片づけられてしまうなら、一度冷静に距離を置いたほうがいいでしょう。
「頑張っている実感」自体が目的になってしまう
お金を払って「意識の高い仲間」とつながっている間だけ、何か特別なことをしている感覚になれる。そういうことはあると思います。
Zoomのミーティングで目標を語り合い、SNSで励まし合う。
その時間自体は悪いことではありません。ただ、それが本業のようになってしまい、肝心の収支が改善しないまま続いているなら、一度立ち止まって見直したほうがいいと思います。
回収できる見込みのない出費になっていないか
「いつか稼げるようになったら取り返す」と考えて払い続けたお金が、家庭の教育費や旅行の予算を削っていないでしょうか。
利益の分け方を自分で決められない働き方を続けている限り、そのお金を回収できる見込みは低いままです。
「個人」で稼ぐより「仕組み」を持つという選択
自分自身を商品にし続けるのはリスクが高い
多くの副業講座では「自分をブランディングして売ろう」と教えます。
しかし、自分自身が事業の中心である限り、体調を崩したり手を止めたりした瞬間に、収入もゼロになります。
これでは、会社員としての労働を、副業での労働に置き換えただけになってしまいます。
身につけたスキルは、自分の事業の中で使う
動画編集やSNS運用、ライティングといったスキルそのものは、無駄ではありません。
それを他人の仕組みの中で価格競争に使うのではなく、自分の法人や事業を育てるために使う。順番をそう変えるだけで、意味が変わってきます。
私自身、会社員を続けながら法人を設立し、外注や自動化の仕組みを組み合わせて、自分が動かなくても回る部分を少しずつ増やしてきました。
申し込む前に、「何のために稼ぐか」を一行で書いてみる
私自身、講座やセミナーには何度も心が動きました。
それでも申し込まなかったのは、あれもこれもと手を出して、結局やり切れない自分の姿が目に浮かんだからです。
いま振り返ると、判断の分かれ目は「何のために稼ぐのか」が、自分の中ではっきりしていたかどうかでした。
私の場合、それはアブダビに住む娘と孫に会いに行くことです。
理由が決まると、その学びが理由につながるかどうかで、申し込むかどうかを決められます。
冒頭の「家族のために」も、立派な理由です。ただ、もう一歩だけ具体的に、「家族と何をするために」まで書いてみてください。選ぶ講座も、選ばない講座も、自然と見えてくるはずです。
まとめ:お金と時間を投じる前に確認したいこと
副業スクールや自己投資そのものが、悪いわけではありません。
ただ、結果が出ない理由をいつも自分の努力不足にされていないか。回収の見込みが現実的にあるか。この2点は冷静に見たほうがいいと思います。
そのうえで、いずれは「個人として働く」のではなく「自分の仕組みを持つ」方向に進めるかどうかを、選択肢として持っておくと安心です。
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