教育費2,000万円を払いながら学んだ「節約より設計」という発想

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会社員として働きながら、コントロールできない大きな出費が続いた経験はあるか。
教育費、住宅ローン、親の介護——「逃げられない出費」を前にしたとき、人は誰でも同じ顔をする。
私の場合、次女の英国留学費用がそれだった。
授業料だけで年間約400万円超。
寮費・生活費を合わせると3年間で約2,000万円に近い。
そこに住宅ローンと役職のプレッシャーが重なった。
この記事では、コントロールできない出費が続く中で「守る」から「動かす」という発想に転換した経緯と、その発想が定年後の法人経営につながった話を書く。
同じような状況にいる人に、何か参考になるものがあれば幸いだ。
Contents
「逃げられない出費」が続くとき、人はどう動くか
コントロールできない出費が重なったとき、多くの人が「節約」か「がむしゃらに働く」かの二択に追い込まれる。
私もそうだった。
娘が英国の大学に「受験して入学したい」と言ってきた日から、長い戦いが始まった。
円安が進むたびに翌年の請求額が増えていく。
住宅ローンはまだ残っている。
自分ではどうにもコントロールできない数字が、毎年静かにのしかかってきた。
私にできることは、がむしゃらに働くことだけだった。
結果として出世し、年収も上がった。
それで乗り越えることができたのは、運が良かったと今でも思っている。
ただし、黙って従わなかったことが一つある
当時の海外送金は、銀行を使うと手数料だけで数万円かかった。
3年間、毎年一括前納するたびにその手数料を払い続けることになる。
銀行の窓口担当者は当然のような顔で手数料を提示してきた。
「おかしい」と思ったから、自分で調べた。
FX口座を使って両替・送金する方法を実行した。
手数料は数百円から2,000円程度になった。
誰かに教わったわけではない。
「おかしい」と思ったから動いただけだ。
授業料の支払い方も自分なりに考えた。
分割より一括前納を選んだ。
大きな出費を先にこなして、残りの資金計画をすっきりさせる方が自分には合っていた。
これが、後の「節約ではなく、設計」という発想の原点だった。
住宅ローンの繰り上げ返済をしなかった理由
娘たちが独立し、肩の荷が降りた後も、住宅ローンの繰り上げ返済はしなかった。
理由はシンプルだ。
低金利で借りたお金を早く返すより、その分を法人の軍資金に回す方が合理的だと判断したからだ。
「借金を早く返す=安心」という発想は、会社員的な思考だ。
「お金を動かして価値を生む」という発想が、経営者的な思考だ。
借りているお金の金利より、事業で生み出せる収益の方が高ければ、繰り上げ返済より投資の方が理にかなう。
この判断が、定年後の法人経営の資金設計につながった。
「節約」ではなく「設計」という発想の転換
振り返ると、一括前納の判断も、FXで送金コストを削減したことも、繰り上げ返済をしなかった選択も、すべて同じ発想から来ていた。
節約ではなく、設計。
守るのではなく、動かす。
節約には限界がある。
削れる出費には底がある。
一方、収益の設計には上限がない。
仕組みを作れば、寝ている間にも収益が生まれる状態が作れる。
会社員として給与をもらいながら、自分の人生を「経営」しようとしていたのかもしれない。
その発想が、定年後に本当の意味で形になった。
定年後:「守ること」をやめ、「生み出すこと」を選んだ
定年半年前に、法人を設立した。
会社員という信用が最大値にある段階で、1,100万円の創業融資を引き出した。
2,000万円を削り続けた時代とは真逆の発想——信用を使って資金を生み出す設計だ。
年金だけでは心許ない現実がある。
でも「守ること」をやめ、「生み出すこと」を選んだ。今、法人7期目を迎えている。
コントロールできない出費から学べること
教育費でも、住宅ローンでも、親の介護でも——コントロールできない大きな出費が続く経験は、実は大きな財産になる。
「逃げられない出費」の中で、自分がコントロールできる部分を探し、最適化し続ける習慣が身につく。その習慣が、定年後の経営判断に直結する。
あなたの手の中にも、同じカードがある可能性がある。
まとめ:大きな出費の中で養われる「経営的思考」
- コントロールできない出費には、できる部分を最適化する:手数料、支払い方法、タイミング
- 「守る」より「動かす」発想を持つ:繰り上げ返済より軍資金、節約より収益設計
- 会社員の信用を最大限に使う:在職中に法人設立・融資を完了させる
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