1マイルの価値を追うのをやめ人生の「親会社」になった男の物語

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【信念】「我慢」を、子どもに受け継がせない

 

「子どもに贅沢をさせると、ろくな大人にならない」

 

そんな言葉を、よく耳にします。かつての私も、どこかでそう思っていました。

 

けれど今は、少し違う考えを持っています。

 

子どもに本当に伝えたいのは、不機嫌に耐える「我慢」ではありません。

 

知恵を使って仕組みを作れば、自分の手で暮らしを守れる。その背中を見せることだと思っています。

 

 

【原点】「うちは貧乏やから」と聞いて育った

 

子どもの頃、母はよく「うちは貧乏やから、何もしてあげられへん」と言っていました。

 

家は小さな食料品店。父は長距離トラックの運転手で、家族旅行の思い出はほとんどありません。欲しいものは我慢し、友達の家をうらやましく思っていました。

 

大人になって振り返ると、あの言葉は愚痴ではなく、「お前は、もっと稼げる大人になれ」という母の願いだったのだと思います。

 

だから私は、自分の子どもにはお金のことで我慢をさせないと決めました。無駄遣いには口を出しても、進学や留学には惜しまない。娘たちを海外へ送り出せたことは、今も私の誇りです。

 

 

【仕事】腕で生きてきた、保守エンジニアの40年

 

社会人になってからは、メーカーの保守エンジニアとして働いてきました。

 

担当は、企業の基幹業務を支える大型プリンター。24時間の保守体制で、3交替勤務を約10年続けました。金融機関の深夜の障害対応は、時間との勝負。原因を突き止めて直し切ったときの手応えは、今も忘れられません。

 

技能コンテストで全国3位をいただいたのも、この頃です。

 

その後、管理職として部長まで務めました。ただ、正直に言えば、自分の腕を使えない仕事は最後まで性に合いませんでした。私の根っこは、今も技術者です。

 

 

【過去】マイルを貯めることに夢中だった日々

 

私は長年、「1マイルをいかに効率よく貯めるか」に夢中になってきました。

 

たくさんのクレジットカードを比べ、ポイントの還元率に一喜一憂する。確かにマイルは貯まり、家族でビジネスクラスに乗ることもできました。

 

けれど、ある時ふと気づいたのです。

 

「結局、自分は航空会社のルールの上で動いているだけではないか」と。

 

規約が変わるたびに気をもみ、いつも「お得」を探し回る。それは、自分で暮らしを守っている姿とは言えませんでした。

 

 

【転換】会社員のうちに、法人という「器」を作った

 

そこで私は、考え方を根本から変えました。

 

定年まで半年というタイミングで、静かに法人を設立しました。会社には言わず、有給休暇を使って、公証人との面談、法務局、口座開設をこなしました。

 

かかった費用は25〜30万円ほど。海外旅行1回分くらいで、自分の会社を持つことができます。

 

そして、会社員としての信用があるうちに、日本政策金融公庫と信用保証協会付きの融資に同時に申し込み、合計1,100万円の創業融資を受けました。

 

マイルを「必死に貯める」のではなく、事業を回す中で自然に貯まるものにする。生活と家族を支える土台を、自分の法人の側に置く。これが、私が「静かなる後ろ盾(The Silent Entity)」と呼んでいる考え方です。

 

 

【失敗】輸入物販のつまずきと、追加融資

 

順調に見えたのも束の間でした。

 

法人で始めた輸入物販は、円安と物価高騰が重なり、半年で売上が3分の1以下になりました。

 

あのときは、自分を責めました。それでも立ち止まらなかったのは、「何のために稼ぐのか」が決まっていたからです。

 

そして、法人という器があったから、公庫に相談できました。事業計画書を書き直し、300万円の追加融資を受けることができました。

 

「後悔するなら、反省しろ」。昔から自分に言い聞かせてきた言葉です。失敗は、次のやり方を決めるための材料になりました。

 

 

【現在】私が稼ぐ理由

 

現在は、法人経営7期目。法人と個人事業の「二階建て経営」を続けています。

 

私が稼ぐ理由は、はっきりしています。

 

アブダビに住む長女と、初孫に会いに行き続けること。

 

膝を痛めている妻と一緒に、10時間を超えるフライトを無理なく乗り切れるように、ビジネスクラスを選べるだけの稼ぎを、自分の手で作ること。

 

初めて孫を抱いたとき、写真や動画で見ていたよりずっと小さくて、何倍もかわいかった。あの瞬間のために働いてきたのだと思いました。

 

贅沢がしたいわけではありません。「家族は宝物」。その宝物に会いに行ける暮らしを、定年後も守りたいのです。

 

今は、この「人生の親会社」づくりの方法を整理し、同じように「家族のために、会社に人生を預けきらない土台を作りたい」と願う方へお伝えしています。noteでは法人設立と創業融資の実体験を、ブログでは会社員の信用を使って自分の経営母体を作る方法を、順番に発信しています。

 

 

【メッセージ】

 

あなたは、何のために稼ぎたいですか。

 

大きな夢でなくて構いません。守りたい人の顔が一つ浮かべば、それで十分です。

 

会社員でいるうちにしか打てない一手があります。そして、定年前でも、定年後でも、考え始めるのに遅すぎることはありません。

 

このブログでは、私がたどり着いた具体的な方法を、すべて公開していきます。

 

あなたも今日から、自分の人生の「親会社」づくりを始めてみませんか。

 

 

ここまで読んでくださった方へ。

創業融資1,100万円を受けた事業計画書の具体的な手順、そして「経営母体」の設計図は、noteマガジンで10日間・全10回に分けて公開しています。

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 運営者プロフィール

たにやん

「人生の親会社」を築く軍師

たにやん

「守りたいもののために、会社員のうちに。」 たにやんです。メーカーの保守エンジニアとして長く現場で働き、定年半年前、会社員のうちに法人を設立しました。会社員の信用を使って創業融資1,100万円を受け、今は個人事業と法人の「二階建て経営」で、法人7期目を走っています。 きっかけは、マイルを必死に貯めていた頃の気づきでした。他人のルールの上でどれだけ上手に貯めても、ルールが変われば一瞬で崩れる。だから「貯める側」から、仕組みを「持つ側」へ移りました。 私が稼ぐ理由は、家族です。アブダビに住む娘と孫に、膝の悪い妻と一緒に、無理なく会いに行き続けること。家族に良い体験を贈りながら、自分の人生の“親会社”を持つ。その段取りを、このブログで公開しています。 ────────── 会社員の信用の使い方から、創業融資1,100万円を受けた事業計画書の作り方まで、14日間の無料メール講座でお届けしています。 ▶ 無料メール講座を受け取る:https://ourl.jp/1WVCw

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